
〔書評〕『資本とイデオロギー』 評者・諸富徹
エコノミスト 第101巻 第42号 通巻4817号 2023.12.19
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第42号 通巻4817号(2023.12.19) |
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ページ数 | 2ページ (全1227字) |
形式 | PDFファイル形式 (438kb) |
雑誌掲載位置 | 58〜59頁目 |
◇著者 トマ・ピケティ(パリ経済学校教授) 訳者 山形浩生、森本正史 みすず書房 6930円 ◇格差は人間の意思で変えられる ベストセラーに続く渾身大作 著者の世界的ベストセラー『21世紀の資本』に続き、本書もまた、資本主義の本質を問い直す見事な一冊に仕上がっている。前著との違いは、格差の正当化に寄与したイデオロギーの役割を徹底的に解明し、資本主義の変革に向けた著者の構想を全面的に展開する点にあ…
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