
〔東奔政走〕「辞任ドミノ」再現も追い打ちに 打つ手が裏目、懸案続発の首相=松尾良
エコノミスト 第101巻 第41号 通巻4816号 2023.12.12
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第41号 通巻4816号(2023.12.12) |
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ページ数 | 2ページ (全2061字) |
形式 | PDFファイル形式 (1509kb) |
雑誌掲載位置 | 74〜75頁目 |
自ら主導した所得減税の不評から、ただでさえ低迷していた支持率の再下降が始まり、岸田文雄首相の政権運営には現在、ほとんど好材料がない。国会日程や国際会議も立て込み、年内の衆院解散・総選挙は事実上見送られた。乾坤一擲(けんこんいってき)の経済対策で再浮揚し、来秋の自民党総裁選で再選する首相の戦略は完全に目算が狂い、政権幹部は「一つずつ実績を積み上げて立て直すしかない」と力なく話す。 ◇「還元の元手が…
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