
〔書評〕話題の本 『励起 仁科芳雄と日本の現代物理学(上・下)』ほか
エコノミスト 第101巻 第34号 通巻4809号 2023.10.3
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第34号 通巻4809号(2023.10.3) |
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ページ数 | 1ページ (全1014字) |
形式 | PDFファイル形式 (420kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
◇『励起 仁科芳雄と日本の現代物理学(上・下)』 伊藤憲二著 みすず書房 (上)5940円・(下)6600円 日本の現代物理学の発展をリードした物理学者・仁科芳雄の生涯を幼少期から子細に追った画期的な評伝だ。戦時中は軍の依頼で原爆研究を主導したとの「定説」に対し、膨大な記録から当初は核エネルギーを動力として使うことが前面に出ていたが戦局悪化で軍などが原爆への活用の期待を膨らませたと指摘。重圧の中…
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