〔エコノミストリポート〕資源　服から服をリサイクル　実用化の課題は多いが商機も　繊維の循環システム確立へ＝具志堅浩二
エコノミスト　第１０１巻　第３３号　通巻４８０８号　2023.9.26

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０１巻　第３３号　通巻４８０８号（2023.9.26）
ページ数	3ページ　（全3438字）
形式	PDFファイル形式　（1298kb）
雑誌掲載位置	７６〜７８頁目

　使用済み繊維製品を再資源化する循環システムづくりが進む。未解決の課題もあるが、そこに「ビジネスチャンス」を見いだす向きもある。　わが家で衣類を捨てる際、自治会の資源回収に出す他、Ｔシャツなど吸収性が高いものは小さく切ってウエス（雑巾）として使う。皿の油汚れの除去などに使えて重宝するが、使い終われば燃焼ごみとして捨てるので循環利用とはいえない。　環境省の資料によると、２０２０年に廃棄や資源回収など…