
〔書評〕歴史書の棚 「社会史」「心性史」こそ今後の歴史学の中核=本村凌二
エコノミスト 第101巻 第32号 通巻4807号 2023.9.12
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第32号 通巻4807号(2023.9.12) |
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ページ数 | 1ページ (全945字) |
形式 | PDFファイル形式 (287kb) |
雑誌掲載位置 | 54頁目 |
じっくり考えてみれば気がつくことだが、「歴史学」とは厄介な学問ではないだろうか。自然界の成り立ちを探究する物理学には「真実」らしきものがある。だが、歴史学の前提となる「事実」はあるのかと問うと、どこかに心もとない点がある。 池上俊一『歴史学の作法』(東京大学出版会、3190円)は、このような根源的な問題をかかえる「歴史学」の現在に目をそそぎながら、全体史としての「歴史学」の構築を試みる歴史学案内…
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