
〔アートな時間〕美術 甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性=石川健次
エコノミスト 第101巻 第27号 通巻4802号 2023.8.1
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第27号 通巻4802号(2023.8.1) |
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ページ数 | 2ページ (全1370字) |
形式 | PDFファイル形式 (1328kb) |
雑誌掲載位置 | 92〜93頁目 |
◇人間の肉体の生々しさ圧巻 大正期に一世風靡の日本画家 ギョッとした人は少なくないだろう。図版の作品に、だ。異様、薄気味悪いなど、私もかつて初めて見たときには顔をしかめた記憶がある。今回も同様の印象は否めない。理想美を描くのではなく、美醜相半ばする人間の生々しさを巧みに描写した、と本展図録で紹介されているような作家の思い、作品の背景を知ってはいても、だ。 甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)(18…
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