〔鎌田浩毅の役に立つ地学〕/140 黄砂のシーズン到来/下 地球規模の周回で環境に影響
エコノミスト 第101巻 第13号 通巻4788号 2023.3.28
| 掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第13号 通巻4788号(2023.3.28) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1443字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (625kb) |
| 雑誌掲載位置 | 85頁目 |
黄砂は中国大陸や日本列島などのアジアだけでなく、全地球規模で環境に影響を与えている。太平洋を横断してハワイやアメリカ大陸まで飛来したり、大西洋を越えて地球を何周も回ったりすることがある。大西洋の北端にあるグリーンランドの氷床では、中国から飛来した黄砂が確認されている。 巻き上げられた粒子のうちもっとも細かいものは、地上に落ちることなく長期間、大気中に浮遊する。微粒子は雨滴の核となるため、黄砂の発…
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