
〔書評〕歴史書の棚 矛盾だらけの最高権力者 西太后の貴重な回想記=加藤徹
エコノミスト 第101巻 第12号 通巻4787号 2023.3.21
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第12号 通巻4787号(2023.3.21) |
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ページ数 | 1ページ (全922字) |
形式 | PDFファイル形式 (293kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
中国の権力者は、自分の腹の底を明かさない。臣民も外国人も、戦々恐々と権力者の顔色をうかがう。それが中国の帝王学だ。中国の権力者は、無愛想で傲慢に見える。 とはいえ、権力者も人間だ。まれに、側近にだけ本音をもらすことはある。徳齢著、太田七郎・田中克己訳『西太后に侍して 紫禁城の二年間』(講談社学術文庫、1518円)は、清朝末期に最高権力者として君臨した西太后の横顔と本音を暴露した、貴重な回想記だ。…
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