
〔アートな時間〕美術 「京都・智積院の名宝」展 天下人の威光、悲しみをしのぶ 父と子の最後の競演=石川健次
エコノミスト 第101巻 第2号 通巻4777号 2023.1.10
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第2号 通巻4777号(2023.1.10) |
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ページ数 | 2ページ (全1379字) |
形式 | PDFファイル形式 (1182kb) |
雑誌掲載位置 | 88〜89頁目 |
天下人の豊臣秀吉は、3歳で夭折した息子、鶴松の菩提寺として、京都に祥雲禅寺(祥雲寺)を建立した。その客殿に描かれた障壁画のひとつが、図版の国宝《楓(かえで)図》だ。秀吉の威光を、また悲しみの大きさを反映するかのように、「当時から善美を尽くしたものと知られ」(本展図録)ていた。 大坂夏の陣で豊臣家が滅んだ後、徳川家康の計らいで障壁画とともに寺領を拝領した智積院は、火災など災厄に見舞われながらも、京…
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