〔特集〕米国＆世界経済　ウクライナの重し　軍事支援めぐり乱れるＮＡＴＯ　負担かさむ米国は選択肢狭まる＝広瀬佳一
エコノミスト　第１００巻　第３６号　通巻４７６３号　2022.9.27

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１００巻　第３６号　通巻４７６３号（2022.9.27）
ページ数	2ページ　（全2579字）
形式	PDFファイル形式　（765kb）
雑誌掲載位置	４４〜４５頁目

　膠着化した戦況を打開に導くには何が必要か。　ロシア・ウクライナ戦争は、依然として停戦の行方が見えない。ウクライナのゼレンスキー政権は、最低でも２月24日の開戦前の状況への復帰を求めている。ウクライナ国民の間では、東部ドンバスやクリミア半島奪還を含めた２０１４年以前への復帰を求める声も増えるなど、停戦に向けたハードルはますます高くなっている。　停戦の可能性を探るときに、不可欠なのが北大西洋条約機構…