〔論壇・論調〕インフレ抑制よりも景気後退回避 英国で台頭する「ポンド安」待望論=増谷栄一
エコノミスト 第100巻 第32号 通巻4759号 2022.8.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第32号 通巻4759号(2022.8.23) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1336字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (194kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
40年ぶりの高水準のインフレに苦しむ英国経済再生の決め手として、減税待望論が高まっている。他方で、裏腹の関係にある英国通貨ポンドの急落の是非をめぐる論争も激しさを増している。後者は、通貨安による輸出競争力の改善を通じた景気後退の回避よりもインフレ抑制を優先する、いわゆる、「逆通貨戦争」を巡る論争だ。 英紙『デイリー・テレグラフ』のルイス・アシュワース記者は6月27日付コラムで、「ポンドは対米ドル…
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