〔書評〕『ユーゴスラヴィア現代史 新版』 評者・高橋克秀
エコノミスト 第99巻 第39号 通巻4719号 2021.10.26
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第39号 通巻4719号(2021.10.26) |
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ページ数 | 2ページ (全1242字) |
形式 | PDFファイル形式 (516kb) |
雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
◇著者 柴宜弘(城西国際大学特任教授) 岩波新書 990円 ◇「作られた危機」で内戦突入 あっという間に制御不能に 評者は内戦前の1989年に旧ユーゴスラビアで国際会議の取材をしたことがある。ドブロブニク(現クロアチア)で開かれた「第3世界銀行会議」には130カ国の代表が集まった。第二次世界大戦後に独自の社会主義と非同盟路線を維持してきたユーゴは途上国の間で声望が高く、累積債務問題の議長国を務め…
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