〔書評〕歴史書の棚 吹き荒れた「毛沢東主義」 世界中の混乱と惨劇描く=加藤徹
エコノミスト 第99巻 第39号 通巻4719号 2021.10.26
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第39号 通巻4719号(2021.10.26) |
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ページ数 | 1ページ (全944字) |
形式 | PDFファイル形式 (299kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
程映虹著、劉燕子編訳『マオイズム(毛沢東主義)革命 二〇世紀の中国と世界』(集広舎、4950円)は、戦後の冷戦期、中国共産党が世界に「革命」を輸出した結果、世界各地で起きた混乱と惨劇を克明に描く。「毛沢東が押し進めた国内革命も『共産主義を実現する』と呼号した世界革命も、人類文明に対する破壊以外の何ものでもなかった」と断言する著者は1959年生まれで、毛沢東時代の中国で育ち、現在は米国の大学で歴史…
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