〔鎌田浩毅の役に立つ地学〕/63 日本で石灰石が採れるワケ 太古の海から豊かな「贈り物」
エコノミスト 第99巻 第31号 通巻4711号 2021.8.24
| 掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第31号 通巻4711号(2021.8.24) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1397字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (596kb) |
| 雑誌掲載位置 | 85頁目 |
石灰石は地学では「石灰岩」と呼ばれる岩石だが、陸上の1割を占めるほど大量に存在する。もともと海底で長い時間をかけて誕生した石灰岩は、何億年もかけて陸上に出た。この成り立ちを本連載第38回でも取り上げたプレート・テクトニクス理論で説明しよう。 地球の表面はプレートと呼ばれる10枚ほどの厚い岩板で覆われている。このうち、海底山脈(「海嶺(かいれい)」と呼ばれる)から大量のマグマが湧き出し、海洋プレー…
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