〔書評〕歴史書の棚 同調圧力がファシズムに 戦時日本と現代の類似点=井上寿一
エコノミスト 第99巻 第24号 通巻4704号 2021.6.22
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第24号 通巻4704号(2021.6.22) |
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ページ数 | 1ページ (全913字) |
形式 | PDFファイル形式 (307kb) |
雑誌掲載位置 | 54頁目 |
コロナ禍下の日本は戦時中を想起させる。今と当時の間には具体的にどのような類似点があるのか。大塚英志『「暮し」のファシズム』(筑摩選書、1980円)が手がかりを与える。著者は「国民皆マスク」に違和感を抱く。戦時下のガスマスクを連想させて、同調圧力の重苦しさが類似しているからである。 ここから戦時中の日本が再考される。1940年前後の近衛文麿内閣による「新生活体制」は日常生活の「ファシズム」化だった…
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