〔書評〕歴史書の棚 心の自由に至る道説く 奴隷出身哲学者の書=本村凌二
エコノミスト 第99巻 第22号 通巻4702号 2021.6.8
掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第22号 通巻4702号(2021.6.8) |
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ページ数 | 1ページ (全967字) |
形式 | PDFファイル形式 (289kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
ストア派の哲人皇帝マルクス・アウレリウスの『自省録』をひもとけば、皇帝が奴隷出身の哲学者エピクテトスの忠実な「弟子」であったことが分かる。エピクテトスの「覚書」をことさら愛読したらしい。 そもそも、私塾の教師になりながら、エピクテトスは、著作を書き残さなかった。弟子の一人が言行録のごとき「語録」を作成し、やがて門下生以外にも流布して広く読まれるようになったらしい。これを抜粋した短い「要録」が編纂…
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