〔独眼経眼〕FRBにも制御不能な金利急騰リスク=渡辺浩志
エコノミスト 第99巻 第12号 通巻4692号 2021.3.23
| 掲載誌 | エコノミスト 第99巻 第12号 通巻4692号(2021.3.23) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1312字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (966kb) |
| 雑誌掲載位置 | 86頁目 |
米国の長期金利(10年国債利回り)が急上昇している。昨秋以降は、バイデン政権の経済対策による景気回復期待とそれを反映した期待インフレ率の上昇が主因の「良い金利上昇」だった。しかし、足元では景気の過熱や米連邦準備制度理事会(FRB)の資産買い入れの早期減額、ならびに利上げ時期の前倒しなどが警戒され、実質金利が急上昇している。 実質金利の過度な上昇は、民間投資を圧迫し、景気を下押しする。また、株式市…
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