〔コレキヨ〕小説 高橋是清 第118話 明治の終焉=板谷敏彦
エコノミスト 第98巻 第45号 通巻4676号 2020.11.24
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第45号 通巻4676号(2020.11.24) |
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ページ数 | 2ページ (全2746字) |
形式 | PDFファイル形式 (1639kb) |
雑誌掲載位置 | 50〜51頁目 |
(前号まで) 中国では辛亥革命により清朝が終焉(しゅうえん)、日露戦争後のインフレに苦しむ国内では、日銀総裁である是清が通説の貨幣数量説に異議を唱え物議をかもしていた。 明治45(1912)年は、明治時代最後の年であり大正元年でもある。第2次西園寺内閣は正貨危機の中で行政改革を行うべく粛々と作業をしていた。大ざっぱに言えば、日露戦争でロシアを倒し、日本はひとかどの国にはなったが、その時にできた借金…
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