〔書評〕歴史書の棚 文明の「合散離集」と人口変動を追う中国史=加藤徹
エコノミスト 第98巻 第40号 通巻4671号 2020.10.20
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第40号 通巻4671号(2020.10.20) |
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ページ数 | 1ページ (全938字) |
形式 | PDFファイル形式 (275kb) |
雑誌掲載位置 | 54頁目 |
「人口」は「人の口」だ。想像してほしい。億万の「口」が毎日モノを食べてうごめくさまを。中国史の主役は、英雄でも美女でもない。数千年にわたり増殖と激減を繰り返してきた無数の「口」だ。 上田信『人口の中国史』(岩波新書、820円)は、先史時代から19世紀まで中国の人口の変動史を追い、数字の裏の歴史を読み解く。「これまでの日本の東洋史学の問題点の一つは、王朝ごとの「断代史(だんだいし)」(通史ではなく一…
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