〔書評〕歴史書の棚 戦乱期に教団存続果たす宗教者の一代記=今谷明
エコノミスト 第98巻 第23号 通巻4654号 2020.6.16
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第23号 通巻4654号(2020.6.16) |
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ページ数 | 1ページ (全983字) |
形式 | PDFファイル形式 (317kb) |
雑誌掲載位置 | 54頁目 |
戦国時代の本願寺は、日本で最後の寺社勢力の雄として、全く特異な存在であった。トップは法主(ほっす)と称して鎌倉期の親鸞以来、血脈相承と呼ばれ、世俗的勢力である守護大名等と何ら変わらない。教団全体が武力組織をなし、かの織田信長ですら手を焼いた恐るべき存在であった。もっとも中世では南都北嶺と称し、延暦(えんりゃく)寺や興福寺も武力集団としての面はあったが、戦国争乱の過程で漸次淘汰(とうた)され、本願…
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