〔特集〕歴史でわかる経済危機 大恐慌の余波 日本を襲った「生糸ショック」 花形産業一変のインパクト=横山和輝
エコノミスト 第98巻 第20号 通巻4651号 2020.5.26
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第20号 通巻4651号(2020.5.26) |
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ページ数 | 2ページ (全2450字) |
形式 | PDFファイル形式 (1380kb) |
雑誌掲載位置 | 30〜31頁目 |
新型コロナウイルスの感染拡大は、「大恐慌以来」といわれるほどの深刻な経済危機を招きつつある。日本経済は大恐慌当時、昭和恐慌に見舞われていた。昭和恐慌そのものは国内の政策判断ミスが招いた側面が否定できない。ただし、米国が大恐慌に陥ったあおりを受けて大きなダメージを受けたのが、日本の基幹産業だった生糸ビジネスである。 明治・大正時代、日本の産業化を支えたのは繊維産業であり、なかでも主力輸出品となっ…
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