〔書評〕『壁の世界史 万里の長城からトランプの壁まで』 評者・平山賢一
エコノミスト 第98巻 第19号 通巻4650号 2020.5.19
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第19号 通巻4650号(2020.5.19) |
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ページ数 | 2ページ (全1257字) |
形式 | PDFファイル形式 (498kb) |
雑誌掲載位置 | 50〜51頁目 |
◇著者 イアン・ヴォルナー(建築史家) 訳者 山田文 中央公論新社 2600円 ◇建造物は「分断」の具現化 人類はどう乗り越えるか ムソルグスキーによるクラシック音楽の名曲「展覧会の絵」は、特徴ある名画(曲)と名画(曲)の間に、プロムナード(散歩道)という名のテーマ曲が繰り返し奏でられるので有名だ。本書は、同じように、世界史に刻まれる壁のエピソード紹介のはざまに、米墨(メキシコ)間の壁をめぐる現…
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