〔書評〕歴史書の棚 幅広い視野で和食を俯瞰 農学者の異色の日本史=今谷明
エコノミスト 第98巻 第15号 通巻4646号 2020.4.14
掲載誌 | エコノミスト 第98巻 第15号 通巻4646号(2020.4.14) |
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ページ数 | 1ページ (全982字) |
形式 | PDFファイル形式 (317kb) |
雑誌掲載位置 | 54頁目 |
米と日本人。あまりに当たり前な取り合わせで、歴史学では十分に論じられていなかったように思う。にもかかわらず、最近では2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、欧米では和食ブームの様相を呈している。 一方、日本人は1961年をピークに米食から麺食、パン食に移行し、いまや主食に占める米の割合は半分程度という皮肉な現状である。 佐藤洋一郎著『米の日本史 稲作伝来、軍事物資から和食文化まで』…
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