〔特集〕税務調査　消費税　不正還付を狙い撃ちに　「金取引」の抜け穴封じへ＝松嶋洋
エコノミスト　第９７巻　第４８号　通巻４６２９号　2019.12.10

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９７巻　第４８号　通巻４６２９号（2019.12.10）
ページ数	2ページ　（全2158字）
形式	PDFファイル形式　（605kb）
雑誌掲載位置	２８〜２９頁目

　国税庁が消費税の還付を申告する法人に対する調査を強化している。消費税の申告は、商品・サービスを売った時に受け取る税額から、仕入れ先に支払う税額を差し引いて納税額を計算し、受け取った消費税より支払った消費税のほうが多ければ原則還付を受けられる。ただ、この仕組みを突いた不正還付が後を絶たない。今年10月に消費税率が引き上げられたタイミングでもあり、国税側が神経をとがらせている。　国税庁の今年11月の…