〔グラフの声を聞く〕銀行が背負った二つの過大リスク=市岡繁男
エコノミスト 第97巻 第45号 通巻4626号 2019.11.19
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第45号 通巻4626号(2019.11.19) |
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ページ数 | 1ページ (全572字) |
形式 | PDFファイル形式 (276kb) |
雑誌掲載位置 | 94頁目 |
長期にわたる利ざやの縮小で、日本の金融機関は二つの過大リスクを背負ってしまった。一つ目は不動産貸し出しへの傾倒である。日銀によると、国内銀行(含む信用金庫)の貸出残高は2008年度末からの10年間で87兆円増加した(図1)。年率1・65%の伸び率だ。同期間における名目GDP(国内総生産)は年率0・77%増なので、貸し出しはその2倍のペースで増えた勘定だ。 問題はその内訳で、不動産業向けと個人向け…
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