〔アートな時間〕美術 塩田千春展:魂がふるえる もつれ合い、絡み合う糸 広大無辺な世界、普遍的な問いへ=石川健次
エコノミスト 第97巻 第40号 通巻4621号 2019.10.15
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第40号 通巻4621号(2019.10.15) |
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ページ数 | 2ページ (全1164字) |
形式 | PDFファイル形式 (1136kb) |
雑誌掲載位置 | 88〜89頁目 |
フレームだけの舟から無数の赤い糸がもつれ合い、絡み合いながらつながり、広がっている。図版の作品だ。展示空間全体を作品化するインスタレーションと呼ばれる手法の作品である。赤い糸に“運命の赤い糸”を思いつつ、そのようなロマンティックな香りと無縁にも思う。はかなげな舟に、例えば小舟を頼りに海を渡る難民を思いつつ、よそごとと突き放せない、すでに私も抱えていることのようにも思う。 1972年大阪生まれで現…
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