〔学者が斬る・視点争点〕新しいコスト・マネジメントとは＝高橋賢
エコノミスト　第９７巻　第１３号　通巻４５９４号　2019.4.2

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９７巻　第１３号　通巻４５９４号（2019.4.2）
ページ数	2ページ　（全3026字）
形式	PDFファイル形式　（907kb）
雑誌掲載位置	５４〜５５頁目

　◇万人受け狙わず価値生み出す　日本の製造企業は、常にコスト・マネジメントの技法を追い続けてきた。一般に、コスト・マネジメントというと、コストを維持あるいは削減することを意味している。特に日本企業では、生産現場でのさまざまな工夫や、商品企画や製品設計の段階での原価削減手法である原価企画などの技法によって、高品質を保ちながら製造コストの削減に取り組んできた。　生産現場での保全活動や品質管理活動は、全…