〔学者が斬る・視点争点〕アジアで高まる景気の地域連動性=平田英明
エコノミスト 第96巻 第47号 通巻4578号 2018.12.4
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第47号 通巻4578号(2018.12.4) |
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ページ数 | 2ページ (全3109字) |
形式 | PDFファイル形式 (801kb) |
雑誌掲載位置 | 48〜49頁目 |
◇景気変動の4分の1は海外要因 1990年代前半、筆者は慶応義塾大学経済学部の「日本の経済」という初めての専門科目の授業で「米経済がせきをすれば、日本経済は風邪を引く」という比喩を学んだ。景気は国際的に波及し、特に経済的関係が深い米国から影響を受けやすいので、両国の景気は同じ方向に動く、つまり連動性が高いことの例えである。以来、一貫して経済変数の国際連動性を専門の研究テーマとしてきた。 連動性が…
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