〔書評〕歴史書の棚 不老不死求める「煉丹術」 東洋の思想や文化に影響=加藤徹
エコノミスト 第96巻 第43号 通巻4574号 2018.11.6
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第43号 通巻4574号(2018.11.6) |
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ページ数 | 1ページ (全971字) |
形式 | PDFファイル形式 (295kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
『西遊記』の初めの話。孫悟空は暴れん坊だった。天界の老子の部屋にしのびこんだ孫悟空は、大量の「金丹」を盗み食いし、不老不死になる。ますます暴れ回るが、結局、お釈迦(しゃか)様の掌(てのひら)にねじ伏せられた。 古来、中国人は、不老不死にあこがれた。秦の始皇帝や漢の武帝は、権力と財力を使って不老不死の秘方を求めた。唐代の知識人も、詩人の白居易が漢詩「思旧」で述懐したとおり、怪しげな薬に手を出して命を…
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