〔書評〕歴史書の棚 一神教に類似 AI信仰への警鐘=本村凌二
エコノミスト 第96巻 第20号 通巻4551号 2018.5.22
| 掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第20号 通巻4551号(2018.5.22) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全941字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (256kb) |
| 雑誌掲載位置 | 58頁目 |
自然環境の破壊と共に、科学技術の際限なき進展は、現代人には不安どころではない。とりわけAI(人工知能)の開発などは、取り返しのつかない時点に達する恐れすら感じる。ときには歴史家も未来史に目を向けたくもなる。 西垣通『AI原論』(講談社、1500円)は歴史書ではないが、副題「神の支配と人間の自由」が示唆するように、過去と未来が交錯する現代が浮び上がる。「人間より賢く、投資相談や医療診断ができる」「…
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