〔特集〕駅伝のチカラ　経済価値と人間力　箱根駅伝がくれたもの　作家・黒木亮さん「捨て身の努力で自分が変わる驚き」
エコノミスト　第９５巻　第４９号　通巻４５３０号　2017.12.19

　箱根駅伝を走った作家がいる。黒木亮さんだ。それも、名門・早稲田大学競走部で、既にスター選手だった瀬古利彦さん（現：日本陸上競技連盟マラソン強化戦略プロジェクトリーダー）からタスキを受け取った経験を持つ。　卒業し銀行に就職。国際金融の最前線で働いた後、作家デビューした。箱根路に至る軌跡を『冬の喝采』（２００８年）に著している。　箱根駅伝は黒木さんの中でどのように息づいているのだろうか。　早稲田大学…