〔ローカル・トレインがゆく〕第2回 地元の幸と気配り詰め、走る 伊予灘ものがたり/下=波多野恵理
エコノミスト 第95巻 第48号 通巻4529号 2017.12.12
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第48号 通巻4529号(2017.12.12) |
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ページ数 | 1ページ (全799字) |
形式 | PDFファイル形式 (345kb) |
雑誌掲載位置 | 102頁目 |
「伊予灘ものがたり」が走る予讃線は、愛媛県を南北に結ぶ。途中、海回りと山回りに分かれ、海回りが「愛ある伊予灘線」とも呼ばれる旧線だ。急行は通らず、無人駅も多い路線に、列車は再び活路を与えた。 海側の車窓に面したカウンター席に腰を下ろす。通路をはさんだ山側のシートを見ると、海の眺めを妨げないよう床が一段高くなっていた。 廃車となっていた車両を改造した車内は、決して華美ではない。だが、この段差の仕掛け…
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