〔特集〕伸びる終活ビジネス　変わる葬儀業界　専門社、互助会、ＪＡに新興勢力　家族葬や直葬の普及で経営圧迫＝福田充
エコノミスト　第９５巻　第３８号　通巻４５１９号　2017.10.3

　葬儀業界のプレーヤーは、「専門葬儀社」「冠婚葬祭互助会」「農業協同組合（ＪＡ）」に大別される。そのシェアはおよそ、専門葬儀社が５割、互助会が４割、ＪＡが１割とされる。これらのほかに、最近では新規参入企業も少なくない。　日本の葬儀社の歴史は古く、江戸時代後期から現在までつながる老舗企業も見られる。葬儀社が確立したのは明治時代後半〜昭和初期と言われ、１９３４年の東京には葬儀関連企業が約６５０社あった…