〔特集〕ビジネスマンのための資本主義入門 資本主義は国債が命 日本亡国の媚薬「シムズ理論」=米倉茂
エコノミスト 第95巻 第18号 通巻4499号 2017.5.9
| 掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第18号 通巻4499号(2017.5.9) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2998字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (507kb) |
| 雑誌掲載位置 | 44〜45頁目 |
「魔法の杖を振るように、何のリスクもなく、遊休しているマネーに生殖力を与える」──。 これは、マルクスが『資本論』で国債が果たす役割について言及した箇所をそんたくしたものである。 この言葉が示すように、国債は、国家がその信用を担保するため、金融危機時にマネーの最後の逃避先となる。また、国債市場の安定がなければ、株式や社債などが取引される金融市場の安定もない。つまり、国債は金融市場の屋台骨であり、「…
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