〔学者が斬る・視点争点〕4年間未達成の物価目標再考を=井上裕行
エコノミスト 第95巻 第14号 通巻4495号 2017.4.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第14号 通巻4495号(2017.4.4) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2958字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (986kb) |
| 雑誌掲載位置 | 54〜55頁目 |
◇インフレ前提で得するのは政府と大企業 日本政府と日銀が掲げる2%のインフレ(物価上昇)目標の実現が絶望的な状況となっている。政府はアベノミクスをさらに推進していく姿勢を強めているが、実施から4年が経過したことを考えると、経済政策としてのアベノミクスの有効性について、実績に基づく冷静な評価を行う段階に来ている。 2%インフレは、アベノミクスの最重要目標であるが、不思議なことに、「なぜ2%インフレ…
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