〔ひと＆こと〕ステンレスめぐる「寡占」に公取の判断
エコノミスト　第９４巻　第５２号　通巻４４８１号　2016.12.27

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第５２号　通巻４４８１号（2016.12.27）
ページ数	5ページ　（全443字）
形式	PDFファイル形式　（927kb）
雑誌掲載位置	１３〜１７頁目

　鉄鋼最大手の新日鉄住金が２０１７年３月をめどに業界４位の日新製鋼を買収する案件に対し、公正取引委員会（公取）が、近く審査結果を発表する。　粗鋼生産量で10倍以上の差がある両社だが、「公取が無条件で承認するかは微妙」（業界関係者）とされる。鍵となるのはステンレスだ。この市場で、新日鉄住金と日新製鋼は圧倒的な存在感を持ち、２社を足した国内シェアは優に５割を超える。　問題は、公取が２社連合を寡占状態と…