〔福島後の未来をつくる〕/37 加害者に甘い原賠法見直し 災害対策としての位置付けが必要=本間照光
エコノミスト 第94巻 第28号 通巻4457号 2016.7.5
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第28号 通巻4457号(2016.7.5) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3214字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (486kb) |
| 雑誌掲載位置 | 80〜81頁目 |
原発事故発生時の電力会社の責任を定めた「原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)」の見直しが進んでいる。原賠法は事故の過失・無過失にかかわらず、事故を起こした電力会社に上限なく賠償責任を負わせる「無過失責任主義」「無限責任」が原則だ。 しかし、改定にあたっては、電力会社の賠償責任の免除(免責)や有限責任化を目指す流れが強まっている。このままでは、被害者や国民は犠牲を強いられ、加害者=電力会社を守る…
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