〔特集〕三菱に喝! Part2 歴史 海運業に始まり、多角化に成功 国家とともに歩んだ三菱の興亡=横山渉
エコノミスト 第94巻 第25号 通巻4454号 2016.6.14
掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第25号 通巻4454号(2016.6.14) |
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ページ数 | 4ページ (全3048字) |
形式 | PDFファイル形式 (1155kb) |
雑誌掲載位置 | 78〜81頁目 |
三菱の起源は1870年、土佐藩(現在の高知県)出身の岩崎弥太郎が海運事業を興したことに始まる。三井と住友が300年以上の歴史を持つ旧家なのに対して、三菱は弥太郎が明治維新に政商として、巨万の利益を得てその礎を築いたという違いがある。 幕末の開国により諸藩は争って商社を設立した。土佐藩もその一つで、1870年に3隻の汽船で九十九(つくも)商会として海運事業を始めた。弥太郎がその経営・監督を担った。…
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