〔特集〕検証なき日銀 アベノミクスの落とし穴 経済停滞で雇用増の「異常」 背景に労働時間減少と生産性停滞=服部茂幸
エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号 2016.4.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号(2016.4.19) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1479字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (220kb) |
| 雑誌掲載位置 | 38頁目 |
アベノミクスと日銀の異次元緩和の成果としてよく取り上げられるのが、雇用の回復である。期間の取り方によるが、就業者は100万人、あるいはそれ以上増加したことは事実である。しかし、経済が停滞しているのに雇用が増加するということは、労働生産性が停滞もしくは低下したということである。これは「異常事態」であるが、それに対する明確な説明はなされていない。この異常事態に対する筆者の答えは、1人当たりの労働時間…
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