〔日本人のための第一次世界大戦史〕/40 対華二十一カ条要求=板谷敏彦
エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号 2016.4.5
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号(2016.4.5) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3185字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (724kb) |
| 雑誌掲載位置 | 84〜85頁目 |
日本が日露戦争のポーツマス条約によってロシアから継承した満州の権益は、租借期間の期限が迫っていた。 加藤高明外務大臣は第一次世界大戦を期間延長の絶好の機会と捉えた。日英同盟を名目に参戦し、ドイツの租借地である青島を「奪還」して、これと交換に満州権益の永続化を確保しようと考えた。しかしいざ参戦してみると、中国権益に対して国内世論が沸騰したため、日本の中国に対する要求は「火事場泥棒」的な過激なものに…
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