〔ＦＬＡＳＨ！〕認知症死亡事故　遺族がＪＲ東海に逆転勝訴　民法の監督責任に一石投じる＝谷口健
エコノミスト　第９４巻　第１１号　通巻４４４０号　2016.3.15

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第１１号　通巻４４４０号（2016.3.15）
ページ数	4ページ　（全1499字）
形式	PDFファイル形式　（852kb）
雑誌掲載位置	１３〜１６頁目

　高齢化が進む日本に、大きな問いを投げかける最高裁判決が出た。認知症の男性が１人で外出中に列車にはねられ死亡した事故を巡り、ＪＲ東海が遺族に賠償責任を求めていた裁判で、最高裁は３月１日、１審と２審を覆して、家族に賠償責任はないと判断した。　事故が起きたのは２００７年12月。死亡した男性（当時91歳）は要介護４の認定を受け、要介護１の妻（当時85歳）と長男の妻と同居していた。ＪＲ東海は10年２月、遺…