〔テロとの戦い〕「IS」はイスラム世界が生んだ病理 イスラム教徒にしか治療できない=内藤正典
エコノミスト 第94巻 第4号 通巻4433号 2016.1.26
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第4号 通巻4433号(2016.1.26) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全4586字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (429kb) |
| 雑誌掲載位置 | 74〜76頁目 |
2015年は、「イスラム国」(IS=Islamic State)のテロに翻弄(ほんろう)された年であった。 21世紀に入ってから15年の間、テロ組織といえば米同時多発テロ(9・11)を引き起こした「アルカイダ」の名前が世界中に知られていた。では、アルカイダとISは何が違うのか。どちらも、イスラム主義の過激派である点は同じだが、主たる敵が異なる。アルカイダは、欧米諸国に対する戦いをジハード(聖戦)…
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