〔福島後の未来をつくる〕／１９　石炭火力は使えなくなる　「パリ協定」踏まえ戦略立て直し＝大島堅一
エコノミスト　第９４巻　第２号　通巻４４３１号　2016.1.12

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９４巻　第２号　通巻４４３１号（2016.1.12）
ページ数	2ページ　（全3215字）
形式	PDFファイル形式　（518kb）
雑誌掲載位置	３８〜３９頁目

　パリで開催された気候変動枠組み条約第21回締約国会議（ＣＯＰ21）で、気温上昇幅を２度未満、しかもできるだけ低く抑えることを目標にした「パリ協定」が２０１５年12月12日に採択された。合意内容には、気温上昇幅を１・５度未満にする努力目標も含まれている。国連の気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）第５次評価報告書に照らせば、これを実現するには、50年までに世界の温室効果ガスの毎年の純排出量を半減…