〔書評〕歴史書の棚 校注者泣かせの古典『太平記』の成り立ち=今谷明
エコノミスト 第93巻 第46号 通巻4423号 2015.11.17
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第46号 通巻4423号(2015.11.17) |
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ページ数 | 1ページ (全959字) |
形式 | PDFファイル形式 (243kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
岩波文庫版の『太平記(一〜四)』(兵藤裕己校注、1231〜1426円)が順調に刊行されている。取り扱われる時代は、観応の擾乱(1349〜52年)の途中まで進み、ほぼ終結に近づいているので、今回はこれを取り上げたい。『太平記』は校注者泣かせの古典である。かつて岡見正雄博士が角川文庫でこれを試みたが、中途で校注者逝去に見舞われている。とにかく、量が大部で、内容が幾層にも重なり、複雑怪奇な構成なのであ…
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