〔漁業〕海外に押される日本の養殖漁業 既得権優先で自縄自縛=小松正之
エコノミスト 第93巻 第36号 通巻4413号 2015.9.15
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第36号 通巻4413号(2015.9.15) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2685字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (467kb) |
| 雑誌掲載位置 | 48〜49頁目 |
日本の養殖漁業が苦境にあえいでいる。ブリやマダイといった魚類を扱う養殖漁業の収穫量は、1995年をピークとして減少傾向にある(図1)。今年7月には、鹿児島県の養殖業者「太平水産」が破産した。同社はブリやカンパチの養殖で地元の大手。負債総額は約20億円にのぼり、九州・沖縄地域における今年の倒産で最大規模だという。 魚類の養殖業者が近年、経営を圧迫されている主な要因は、餌として利用する輸入魚粉が高騰…
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