〔書評〕歴史書の棚 戦後史の闇が浮上する満州難民の過酷な運命=本村凌二
エコノミスト 第93巻 第28号 通巻4405号 2015.7.14
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第28号 通巻4405号(2015.7.14) |
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ページ数 | 1ページ (全940字) |
形式 | PDFファイル形式 (251kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
私事で恐縮だが、評者の父は満鉄勤務、兄は奉天(現瀋陽)生まれ。幸い終戦前に帰国したので「難民」の苦しみを経験しないですんだ。とはいえ、温厚な母が時折ソ連軍の悪口を言っていたのを思い出す。もしかしたら満州時代の知人の体験を後で聞いていたのかもしれないのだ。 井上卓弥『満洲難民』(幻冬舎、2052円)は、敗戦国民となった満州在留邦人の運命について「三八度線に阻まれた命」の実態に迫る。 長崎に原爆が落…
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