〔東奔政走〕戦後安保政策の大転換にも「急ぐ理由」語らない安倍首相=小松浩
エコノミスト 第93巻 第23号 通巻4400号 2015.6.9
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第23号 通巻4400号(2015.6.9) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2461字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (274kb) |
| 雑誌掲載位置 | 74〜75頁目 |
戦後の安保政策の最大の転換とも言われる安全保障法制の国会審議が、いよいよ始まった。集団的自衛権の行使容認、地理的線引きをなくした自衛隊の活動など、いざとなれば地球規模で、ほぼ他国並みの軍事行動が可能になる法整備だ。これにより日本を「普通の国」に変えることが、安倍政権の狙いだと考えていいだろう。 これまでは憲法9条が、自衛隊の海外活動に枠をはめてきた。その枠を超え、さらには日米安保条約が想定してき…
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