〔ザ・マーケット〕今週のポイント　３月の家計調査（５月１日）　横ばい圏から回復に向かうか＝矢嶋康次
エコノミスト　第９３巻　第１９号　通巻４３９６号　2015.5.12

　2014年10〜12月期の実質GDPは前期比年率1.5％増と3四半期ぶりのプラス成長となったが、民間消費（前期比0.5％増）、設備投資（前期比0.1％減）は低い伸びにとどまったままだ。経済の前向きな循環が継続するためには、企業の設備投資とともに家計消費が低迷から脱するかが重要になる。　2月の家計調査は実質消費支出が前年比2.9％減と、減少幅は1月（同5.1％減）から縮小、前月比では0.8％増と2…