〔アートな時間〕映画　ワイルド・スピード　ＳＫＹ　ＭＩＳＳＩＯＮ　見上げたサービス精神　楽しい荒唐無稽が大爆発＝芝山幹郎
エコノミスト　第９３巻　第１８号　通巻４３９５号　2015.4.28

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第１８号　通巻４３９５号（2015.4.28）
ページ数	2ページ　（全1151字）
形式	PDFファイル形式　（866kb）
雑誌掲載位置	９６〜９７頁目

　驚いた。車をぶっ飛ばして、物を壊すだけの映画かと思っていたら、大まちがいだった。これだからアクション映画は隅に置けない。馬鹿映画のふりをして、馬鹿をはるかに超越した「楽しい荒唐無稽」を連打してくる。拍手だ。「ワイルド・スピード」のシリーズはこれで７作目になる。ここまで続くからには理由があるのだろう、とは私も思っていた。それでも、食わず嫌いの人は多いと思う。粗暴とか野蛮とかいったお決まりの先入観も…