〔書評〕読書日記 俳句の中で出会う「笑う漱石」=与那原恵
エコノミスト 第93巻 第18号 通巻4395号 2015.4.28
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第18号 通巻4395号(2015.4.28) |
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ページ数 | 1ページ (全1534字) |
形式 | PDFファイル形式 (181kb) |
雑誌掲載位置 | 55頁目 |
春である。懐具合は今日も寒風吹きすさぶが、明るい陽光は気分を軽やかにさせる。浮かれ気分で俳句のひとつもひねってみたくなる。だが俳句をさっぱり思いつかず、手に取ったのが、南伸坊『笑う漱石』(七つ森書館、1296円)。南が夏目漱石の俳句を編み、絵をつけた楽しい「絵本」である。 漱石は生涯に約2600句の俳句を残した。その中から南が選んだのは、句作に熱中した時期に作った「とぼけた」28句だ。このころ漱…
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